“札幌の景観色”でカードゲームをつくりたい！

“札幌の景観色”ってなんだろう？

ファッションやインテリアにカラーコーディネートがあるように、まちにも、フィットする色のトーンや組み合わせがあります。札幌市では、誰もが美しいと感じる色彩景観づくりをめざして、気候風土を考慮した「札幌の景観色70色」を2004年に策定しました。多くの方に色彩景観の重要性について関心を持っていただけるよう、各色には｢札幌玉葱｣や「モエレ沼」など、身近な色名も付けられています。しかし、策定から12年が経った現在も、広く浸透していないのが実情です。

景観色のカラーチャートなどは、コチラからダウンロードできます。

遊びからはじまる美しいまちづくり

わたしは、札幌が大好きなカラーコーディネーターのひとりとして、子どもから大人まで、幅広い世代のみなさんといっしょに札幌を美しくするまちづくりに携わっていきたいと願っています。そのためにはまず、景観色の存在を広く知ってもらうことが大切だと考え、景観色で遊びながら学べるツールづくりを発案しました。

色彩について学べるオリジナル教材を作成してきた経験を活かしつつ、今回のカードゲームには、どなたにでも楽しんでいただける要素を盛り込みました。 札幌で活躍するイラストレーター・ネクタイさんの絵は、ちょっとゆるめで、クスッと笑える遊び心もたっぷりですよ。

ネクタイさんのサイトはコチラ！

完成させることができましたら、子どもたちが集う場所への寄贈をはじめ、札幌市内のショップでも取り扱っていただく予定です（販売予定価格：税抜1500円）。景観色で織りなすまちづくりは、今日明日で完成させられるものではありません。しかし、次世代を担う子どもたちに夢を託すことができる！ そう思われませんか？
みなさまのご支援・ご協力をお待ちしています。

70色から、21色をセレクト！

「SAPPOLOR（さぽら）」は、SAPPOROとCOLORを合わせた言葉で、色合わせゲームが基本の遊び方です。全70色セットにすると、難易度も製作費も上がってしまうことから、色のバランスを考慮して下記の21色をセレクトしました。

21種類のカードが2枚ずつ入っているので、ばば抜きなどのゲームを楽しむことができます。かるたにもなります！読み札は入っていませんが、スマホで電子読み札を表示することができます。フリックするだけで次の読み札が出てきますよ。オリジナルの読み札をつくる機能も検討中です。

カード下部には、CMYK、マンセル表色系、ウェブカラーの各種カラーコードも入っています。ぜひクリエイティブワークにもご活用ください！