カサカサのウッド、みんなでグッドに!Sapporo Wood Repainters 大通公園・西5丁目 ベンチ塗り替えプロジェクト この色いいね!投票所

  • ベンチ塗り替えプロジェクト ペチカ ベンチ
  • ベンチ塗り替えプロジェクト 馬鈴薯 ベンチ
  • ベンチ塗り替えプロジェクト 蝦夷紫 ベンチ

投票期間 3月13日(金) ~ 4月6日(月)

Sapporo Wood Repainters は、
「札幌市内の傷んでいる木工物を
市民の手で塗り替え、
美しい景観を守っていきたい」
「塗装の経験から、木工物のぬくもりや、
ものを大切に使う豊かさを感じてほしい」
という想いのもとで結成されました。

今春のターゲットは、大通公園・西5丁目!
このブロックの全ベンチ塗り替えから、
本格的に活動をスタートさせます。

ぜひ、あなたもごいっしょに!
2つのかたちで仲間に加わってください。
(1)塗り替えカラー選挙に投票する。
(2)みんなでベンチを塗り替える。
もちろん、両方セットも大歓迎です!

今回のリペイント・デーは、
4月29 日(水・祝)に決定!
リペインターズ(塗り替えボランティア)参加は、
SWRのFacebookページからどうぞ。

定員に達したため募集は締め切りました。
たくさんのご応募、ありがとうございました!

そして、投票はいま、この場でできちゃいます。
みんなで塗る色を、みんなで決めましょう!
西5丁目ベンチの塗り替え候補カラーとして、
「札幌の景観色70 色」の中から
下記の3色がセレクトされています。
(ここまでの経緯は「SWRのこともっと詳しく」へ)
この3色から1色を決めましょう!
投票券(無料)をゲットして、
お好きなカラーに投票してください!
どなたでも「1 票」を投じていただけます。

投票期間は終了しました。
投票してくださった皆さま、ありがとうございました!

投票の結果、とてもとても接戦ではありましたが、
西5丁目ベンチの色は「ペチカ」に決定しました!

  • ベンチ塗り替えプロジェクト ペチカ ベンチ

    ベンチ塗り替えプロジェクト ペチカ

    夏の公園でも、ペチカ色の団らんを

    ペチカとは、内部に煙突を通して壁全体を暖める、レンガづくりのロシア式暖炉です。札幌の人々は、ペチカに暖められた部屋で団らんしていたんですね。西5丁目に「団らん」のイメージをお持ちの方は、こちらに1票いかがでしょう。

  • ベンチ塗り替えプロジェクト 馬鈴薯 ベンチ

    ベンチ塗り替えプロジェクト 馬鈴薯 ベンチ

    ほっこり気分のやさしいトーン

    大通公園といえば、「とうきびワゴン」。そんな名前だけど、じゃがいもだって売ってます。ほっこり食感の「蒸かしじゃがいも」は、とうきびに負けない人気! 西5丁目で、気分も「ほっこり」したい方は、こちらに1票いかがでしょう。

  • ベンチ塗り替えプロジェクト 蝦夷紫 ベンチ

    ベンチ塗り替えプロジェクト 蝦夷紫 ベンチ

    シックで大人な雰囲気を求めるなら

    青みがかった淡い紫色の花を咲かせる「蝦夷紫」。札幌でも初夏に可憐な姿を見せてくれます。一方、景観色の「蝦夷紫」は濃いめの落ち着いたトーンになってますね。西5丁目で「シック」に過ごしたい方は、こちらに1票いかがでしょう。

ベンチの写真は、カラーリングの参考として、昨秋塗り替えた西4丁目のベンチ画像をベースに色調を加工したものです。
実際に塗り替えた際の色合いと完全に一致するものではございません。ご了承ください。


SWRのこと、もっと詳しく! まちだってDIY!大通公園のベンチをみんなで塗り替えちゃおう!に至るまでのお話。

SWR事務局長/宮川 多恵

北海道が大好き!木工物を守ることから、景観の美しさを守りたい。

木工物のぬくもり、そこから生まれる景観の美しさ。これらを同時に守っていく活動を、このまちで暮らすみなさんと進めていきたい。そんな想いでSWRを立ち上げました! 私は幼少期を北海道で過ごし、それから東京へ。20代になってから「大好きな北海道」にカムバックしました。北海道では色彩の勉強を始め、そんななかで出会ったのが、現在勤めている和信化学工業株式会社という塗料メーカーです。会社でつくっている木部保護塗料を、まちのために活かすことはできないだろうか。いや、活かそう!ということで真っ先に思いついたのが、函館の西部地区でした。明治・大正時代に建てられた教会や洋館、和洋折衷の民家などが立ち並ぶ美しいまち。でも、傷んでいる外壁も少なくありません。屋外の木部は、数年ごとの塗り替えが必須なんです。このままでは景観の悪化のみならず、建物自体も……さっそく函館市に働きかけ、ある古民家を塗り替えることができました。その後、札幌円山動物園のウッドデッキにも着手。動物園の塗り替えは小学生20名にがんばってもらったのですが、なんだかみんな、すごく笑顔なんですよね(笑)。ああ、塗装って楽しいんだと、私自身も再発見できました。

コワーキングな面々と、塗り替えに向けて動きだす!クラウドファンディングも。

社内でも社会貢献活動の一環として広く理解してもらえるようになり、次はどこを塗ろう?というとき、すぐに思いついたのが大通公園です。札幌に暮らす私たちにとってはかけがえのない憩いの場ですよね。ベンチに腰かけてほっと一息という人も多いのではないでしょうか。でもこのベンチ、よく見るとかなり塗装が剥げていて、カサカサしているんです。ああ、塗りたい! 誰か一緒に塗りましょう! さまざまな方にお声がけし、アドバイスなどをいただくなかで昨年の夏に出会ったのが、コワーキングスペース・ドリノキで働いているみなさんです。デザインやウェブ開発などの仕事をしている人が多いのですが、まちづくりへの関心も高く、大通公園のベンチ塗り替えの話をすると、“お仕事”にはならない案件にも関わらず、すぐにのってくれて、現在までいろいろとサポートしてくれています♪ さすがコワーキング! 当時はちょうど、みなさんでまちに特化したクラウドファンディングのしくみ(crageといいます)を構築中で、このベンチ塗り替えプロジェクトも資金調達にエントリーしてみました。塗り替えボランティアに参加していただいた方に、カッコいい塗装用エプロンをお渡ししたいと思ったんです。残念ながら目標金額には届きませんでしたが、57名の方にご支援いただきました! ありがとうございました。集まった金額でできることを考え、今回の西5丁目ベンチ塗り替えでは、木部塗料のミニボトルと小刷毛のセットを、ボランティアのみなさんにプレゼントさせていただきます。

昨年10月の塗り替えテストには60名以上が参加!

さて、クラウドファンディングの準備と同時に、大通公園に関わる各方面にも働きかけ、昨年10月には西4丁目の一部ベンチで塗り替えテストを実施することができました。秋晴れの下、親子連れからカップルまで、60名を超える市民のみなさんと一緒にリペイント。本当に楽しいひとときを過ごすことができました。使った塗料は、「札幌の景観色70色」をベースに弊社で調合した木部保護塗料のうち、「生チョコ」という色です。西4丁目の西側ベンチが、つややかな生チョコ色でよみがえりました。そして、参加されたみなさんからは「思った以上に楽しかった!」「みんなの場所をみんなでキレイにするっていいですね」「これ、マイベンチ!」などの感想をいただきました。
いま、DIY(Do It Yourself)の精神で暮らす人々が増えてきていますよね。これを家庭の中だけじゃなく、まちにまで拡張して考え、動いていく。そういう人の数こそ、これからの「豊かなまち」の大きな指標になっていくのだと思います。そして、札幌にはそういう人が多いのではないかと、昨年からの活動を通して実感しているところです。

まちだってDIY!豊かなまちの輪が広がることを願って。

さて、SWRは今年2月に実行委員会として正式に立ち上がりました。今年4月の西5丁目を皮切りに、春・秋の年2回、6年をかけて大通公園の全ベンチを塗り替える予定です。塗り替え色の選定にはさまざまなご意見をいただきました。西4丁目の塗り替えに参加したみなさんからは「水色などの明るい色も楽しそう」という要望も多かったのですが、公園サイドからは「統一感のある景観を損なわないように、茶系統で」というお話も。これらを受け、「札幌の景観色70色」の策定に尽力された「札幌イメージコーディネート研究会(SICS)」の方々と議論を重ね、70色から12色のベンチカラーを選出しました。すべて茶系統ながら、並べてみるとけっこう違うバリエーションとなっています。さらに西5丁目の位置や特色を考慮し、この12色から3色まで絞り込みました。この先はできるだけ多くのみなさんの意見を反映させたいということで、決選投票を行うことに! それがこの投票所の役割です。みんなが座るベンチだから、みんなで色を決め、みんなで塗り替え、長く使っていく。これはなにも、大通公園のベンチに限りません。まちだってDIY! 札幌を愛するひとりとして、そんな輪がたくさん広がっていくことを願っています!